一社目の広告代理店では不動産デベロッパーを担当し、新築マンションのマーケティングから広告施策の実施に携わっていました。基礎的なマーケティング分析から制作までを一通り経験したのち、より大きなバジェットや影響力のある案件を扱いたいという思いから博報堂へ転職。全国規模でテレビCM含めたプロモーションをかける大型案件を手掛けました。
その後、ユニクロに移ります。コーポレートスローガンに共感したこと、世界でも有数の経営者である柳井正氏と働いて自身を成長させたかったこと、グローバルでのマーケティングを経験したかったことの3点が転職動機でした。圧倒的なスピード感に驚きつつ、「商売人」としての経営・事業視点を改めて学び、それまでの広告とは違い、店頭POPからチラシ、陳列、教育まで含めて商売に関わる全ての変数要素を考えなければいけない環境。大いに勉強になりましたね。
3年半のユニクロでのキャリアを思う存分に活かしつつ、もっと裁量が大きな場所で力を発揮したい。そんな思いに駆られていたとき、以前の上司に声をかけられて再び博報堂へ。広告畑一筋ではないからこそ、面白い価値を提供できると考えました。大手自動車会社の国内事業責任者としてマーケティング戦略からコミュニケーション施策の実施までフルファネルでのマーケティングコミュニケーションを担当。宣伝部長や役員、社長とともにひざ詰めで議論する経験を得て、自分の経営判断や知識、スキルを駆使して何かを作りたいという思いに至りました。