最初に入ったERPパッケージソフトメーカーでは、品質保証を担当していました。10年以上稼働している大規模なソフトウェアだったので、どこか一カ所を直したら、別のところに影響が出てしまう複雑な作業の連続。非常に難しい反面、とても面白い仕事でした。けれど、次第に自分の手で開発する側にまわりたいという思いも強くなっていきました。
入社してちょうど6年ほど経った頃、先にやめた同僚に誘われ、ベンチャー企業の立ち上げに参加。満を持してクラウドのグループウェアの開発に携わることになりました。ここで、ゼロから製品や機能を企画し、プログラムの設計、実装、テスト、リリース、サーバーのセットアップまでひととおり経験。製品のマーケティングや経営に関する視点を得ることもできました。