就職・転職のための企業リサーチサイト「Vorkers」(https://www.vorkers.com)は、2019就活調査レポート第3弾として、「理系学生2万人が選ぶ、就職注目企業ランキング」を発表しました。
人気ランキングではわからない、学生が社員クチコミを「実際に調べている」企業にはどのような特徴があるのでしょうか。また、文系学生4万人が選ぶ注目企業とはどのような差があるのかも併せてご覧ください。
【背景】
今年も継続した売り手市場が見込まれる19卒の就職活動ですが、企業側はインターンを夏だけでなく冬も行うなど、エントリー開始前の認知向上や早期接触に力を入れています。自社を深く知ってもらいたいと、OBOG訪問を積極的に展開する企業も増える中、Vorkersに蓄積された社員クチコミを企業研究に活用する学生が年々増加しています(※)。Vorkersでは、すでに多くの登録がある19卒の学生ユーザーがVorkersでどんな企業に注目し、企業研究を始めているのかを調査し、ランキングを作成しました。
(※)Vorkers学生ユーザー数 16卒:約11万名、17卒:約16万名、18卒:約19万名
【サマリー】
・理系学生が注目している企業は1位 日立製作所、2位 NTTデータ、3位 トヨタ自動車
・理系学生の注目している企業TOP10社中9社が日系大手、内メーカーが7社
・ネット大手、ネットベンチャーはいずれも30位圏外という結果に
(ヤフー 35位、楽天 55位、DeNA 65位、グーグル 69位)
■1位は日立、理系学生の強い大手志向
Vorkersでは19卒の学生ユーザーの登録がすでに始まっており、理系学生はすでに2万5千人を超えています。理系学生がVorkersで検索している企業を集計しランキングを作成したところ、1位は日立製作所、TOP10にはトヨタ、ソニー、三菱電機、パナソニックなど大手メーカーが7社ランクインする結果となりました。TOP30でも、メーカーをはじめとする日系大手企業がほとんどを占め、ベンチャーやインターネット関連企業は圏外となるなど、理系学生の強い大手志向が見られます。
■文系1位はアクセンチュア、「20代成長環境」重視の結果に
文系学生もすでに4万7千人以上の登録があり、注目企業としてアクセンチュアが1位にランクインしました。2位には高給与で知られるキーエンスがランクイン。TOP5社中4社がVorkersの「20代成長環境」において4.5以上の高評価を得ており、若手が成長できる環境がある企業に注目が集まっていることが伺えます。
■対象データ
Vorkers19卒学生ユーザーの内、理系26557名、文系47041名に限定し検索企業を集計
【Vorkersについて】「Vorkers」では、就職・転職の参考情報として、職場環境に対する社員・元社員の評価点やレポートを共有しています。企業の社員・元社員から情報を収集しているWEBサイトとしては、国内最大規模のクチコミ数と評価スコア(500万件超)が蓄積されており、会員数は約200万人(2018年2月時点)となっています。経営者や人事部のフィルターにかかっていない「社員の生の声」を共有することで、企業の実情をオープンにし、就職・転職活動をサポートしたいと考えています。また、ジョブマーケットの透明性を高めることで、「社員を大切にする企業の方が大切にしない企業よりも評価され、誠実なCEOが誠実に会社を経営しやすい雇用環境となること」を目指しています。
〔Vorkersの由来〕 “Voice of Workers”(働く人たちの声)という意味と、“Workers”の“W”を“V”に置き換え、働く人の「自立」という意味が込められています。